はじめに
この度は、Linux OS搭載ザウルス用画面キャプチャー印刷ソフトウェア「Print Screen」をダウンロードして頂きまして、ありがとうございます。
本ソフトウェアでは、Linux OS搭載ザウルスの画面に表示された内容を感熱式モバイルプリンタである、MPrint MW-100/100e/120から印刷することができます。
1. 動作環境
MPrint画面キャプチャー印刷ソフトウェアは下記の環境で動作致します。また、印刷実行時には、一時的に多くのメモリ領域を使用しますので、動作実行時の空きメモリ容量に気をつけてお使いください。
- 動作機種: SL-A300、SL-B500、SL-C700、C750/760、C-860
- CPU:Intel XScale
- メモリ: 32MB以上推奨
(キャプチャー実行時の空きメモリ: 10MB以上推奨)
- インターフェース:赤外線通信(IrDA)
※ザウルス本体メモリにインストールしてご利用ください。
2. インストール
MPrint画面キャプチャー印刷ソフトウェアを使用するにためには、ソフトウェアのインストールと、赤外線通信の設定変更が必要です。
※ザウルスの使用方法についての詳細は、お手持ちのザウルスの取扱説明書をご覧ください。
※説明にあたっては、PC上の画面ではMicrosoft Windows 2000 Professionalを、ザウルス上の画面としてはSL-C760の横画面を参考として使用しております。お客様の環境に応じて、類推してご利用ください。
2-1. ソフトウェアのインストール
PC上での操作:

1. "PrintScreen100.zip"をダウンロードし、解凍します。

2. ザウルスを接続し、ザウルスドライブを立ち上げます。
3. 適当なフォルダに"printscreen_1.0.0-0_arm.ipk"をコピーします。
ザウルス上での操作:

4. ザウルス画面上の「設定」から「ソフトウェアの追加/削除」を選択します。

5. 「ソフトウェアをインストール」を選択します。

6. "printscreen"を選択します。

7. 「本体メモリ」を選択し、「OK」をタッチします。

8. 画面上の指示に従って"×"を2度タッチしてください。
以上でインストールは終了です。
2-2. 赤外線通信(IrDA)を有効にする

「MPrint 画面キャプチャー印刷ソフトウェア」では、ザウルスとMPrintの通信に赤外線通信(IrDA)を使用します。ザウルスでは、赤外線受信モードの初期設定が「手動」に設定されておりますので、これを「自動」に変更する必要があります。
以下の手順に従って、設定を変更してください(下記は全てザウルス上の操作です)。
- 画面上の「設定」から「赤外線受信」を選択します。
- 「手動」と「自動」が選択できるようになっておりますので、「自動」を選択します。
- 「OK」ボタンをタッチして、設定画面を閉じます。
3. 基本的な使い方
簡単な使い方について、例を示しながら説明します。試しに、下記手順に従って一度印刷してみてください。

1. アプリケーション」の中の「Print Screen」アイコンをタッチします。
→画面左上に画面キャプチャーのPrintScreenダイアログが現れます。

※VGA画面の機種(SL-C**シリーズ)では、横画面でソフトウェアを起動後、縦画面に切り換えると、ウィンドウの右側が切れてしまいます。
※縦画面でのご使用の場合には、縦画面にしてから「PrintScreen」のアイコンをタッチしてください。

2.キャプチャーボタンをタッチします。
→プレビュー画面が表示されます。
初期設定では、「1」秒後にキャプチャーする設定になっておりますので、ボタンをタッチした1秒後の画面がキャプチャーされます。
3. ザウルスとMPrintのIrDA赤外線ポートを向かい合わせ、20cm以内に近づけます。
※MPrintの電源が入っていることを確認してください。

4. 「プリント」ボタンをタッチします。
→MPrintの状態表示ランプが緑色に点滅し、印刷します。
※通信中は、MPrintやザウルスを動かさないでください。
※MPrintとザウルスの間に障害物を置かないでください。
※MPrintがUSBで接続されている場合は、IrDAが使えません。
※MW-120をお使いの方は、設定ボタンからプリンタをMW-120に変更する必要がありjます。次章「4. 高度な機能」の「4-1. 各種印刷設定」をご覧ください。
4. 高度な機能
ここでは、高度な設定機能を紹介します。
4-1 各種印刷設定、
4-2 キャプチャー設定、
4-3 時間差による印刷、の各項目を紹介しています。目的にあわせて設定を変更してご利用ください。
4-1. 各種印刷設定

プレビュー画面上で、印刷設定、および画像処理の設定を変更できます。
(1) 印刷設定

印刷の各種設定を変更できます。
- 項目:設定値
- プリンタ:MW-100/MW-120
- ポート:IrDA/FILE
- 用紙サイズ:A7/横2割/横4割/複写紙(2枚)
- 用紙方向:縦/横
- 印刷モード:通常(一括は選択できません)
- 印刷部数
(2) 画像処理設定
- ハーフトーン:ディザリング
- 画像処理:等倍印刷(「用紙にあわせる」は選択できません)
4-2. キャプチャー設定
Print Screenダイアログの各部名称
1. ダイアログボックスの移動

MPrint画面キャプチャー印刷ソフトウェアを起動すると左上にダイアログボックスがあらわれます。右端の移動ボタンを押すことにより、Print Screenダイアログは移動可能になります。メニューバーをタッチしながら、好きな位置に移動することができます。

メニューバーをタッチしながら移動します。
2. 取り込み遅延時間の設定
キャプチャーボタンをタッチしてから、何秒後に画面を取り込むかを設定します。
- 0〜10秒後まで設定できます。
その他
「OK」ボタンをタッチすると、ダイアログが背面に移動します。
「×」ボタンをタッチすると、アプリケーションを終了します。
4-3. 時間差による印刷
取り込み遅延時間を設定することにより、他のアプリケーションで操作中の画像を印刷することができます。
例えば、「イメージノート」を全画面表示して印刷する、といった使い方が可能です。
1. 印刷したい画面を準備します。
※この作業は後でも構いませんが、先に済ませて置くと、簡単に印刷できるようになります。
2. 「PrintScreen」アイコンをタッチし、「MPrint画面キャプチャー印刷ソフトウェア」を起動します。
ダイアログボックスが左上にあらわれます。
3. 取り込み遅延時間に必要な秒数を設定します。
※何度か試しながら、取り込みたい画面に切り替えるのに必要な時間設定を見つけてください。

4. キャプチャーボタンを選択します。

5. アプリケーションのアイコンをタッチして印刷したい画像へ切替えます。

6. 切替えた画面でフルスクリーン表示へ切替えます。

7. 取り込み遅延時間で設定した秒数後、画像を取り込みます。
→ プレビュー画面が起動します。

8. キャプチャー後、プレビュー画面が現れますので、「プリント」ボタンをタッチします。
5. 問合せ先のご案内